卒業旅行に某千葉の某ねずみの国へ行こうということで、毎月少しずつ貯めてきたお金を大放出した。
社会人になれば七万なんてはした金にすぎないんだろうが、ちまちまバイトして貯めた諭吉様たちだ。
俺はカードもないし定期券代や学費などを出してもらっている立場なので、貯めようと思えばお金は貯まる。それに対し彼女は苦学生なのでお金を貯めるのは難しい。
てなわけで全額払いますよと重ね重ね提案している。
けれども平等な立場でいたいからと、それはやんわりバッサリあっさり断られてしまった。
家庭の事情とかを考慮すれば、スタートラインからして平等ではないと思う。
平等って言うのは簡単だけど実現は難しい。男女不平等だし親の所得の格差もある、それによって価値観もぜんぜん違ってくる。
俺たちはそういう価値観の違いに結構苦しめられる。俺の当たり前は彼女の当たり前ではない。そのズレから苛立ちはやってくる。それは揉める原因のひとつになる。そして揉めるたびに二人の妥協点を決めていく。
なるだけいろんなことを二人で経験して、揉めるだけ揉めときたい。その過程であまりに致命的なズレを発掘してしまって、もう終わりになってしまうこともあるかもしれない。
そうなったら泣き落とし、だ(´・ω・`)
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