何をしても許されない。
死んでも意味がないから死ねない。
代わってあげられない。
何をしてあげることもできない。
何を言われても反論できない。
小説より奇な事実。
いまだ現実とは思いたくないと思っている自分がいる。
そんな自分を叱咤する。
現実を受け入れるのは怖い。
難しい。厳しい。
後悔するのは簡単だ。
そして何も生まない。
泣いても意味がない。
出来ることをするしかない。
申し訳なさで苦しい。
受け入れなくちゃいけない。
もう子供じゃない。
大人なんだ。
逃げられない。
背負わないといけない。
誰に何を言われようとかまいやしない。
誰も俺を許せない。
誰でも俺をとがめられる、傷つけられる。
いくら傷ついたところで、何も変わりやしない。
ふと痛みを忘却している自分を痛みの元にえぐり出す。
逃避するんじゃない、忘却するんじゃない、
痛みに呆けろ。
たやすく逃げるな、壊れるな。
何もかもが俺のせい。
全部俺の責任。
責任に押しつぶされそうだ。
こいつが責任か、重たいな。
これが大人か、
大人ってすげえな。
一日で心が折れそうだ。
軟弱者。
口だけ男。
身勝手。
最低男。
だけど、だけど、だけど、
俺はそれでも、俺に何かできるのなら、
何かすることを許されるのなら、
惜しげなく、すべてを差し出すだろう、
後先を少しだけ考えて。
ありふれた話なんだろうけど、
頭が麻痺しそうだ。
この俺には降りかからないだろうと思っていた。
そんな認識があやまち。
全部受け止めるだけの器があるだろうか、
ないかもしれない、でも、
仮想の領域でもいい、俺はそれを受け止めなくちゃいけない、
何が何でも、絶対に。
張り裂けそうなくらい胸が痛くても、
生きていく力を失ったとしても、
何もかもがモノクロになったとしても、
俺はそれを背負って生きて行かなくちゃいけない、
それが俺の人生になることがさっき決定した。
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