であい
2008年5月11日■であい
魔法使いと
冒険家が
であった
魔法使いは
冒険家に魔法をかけた
冒険家は
ふあんになった
魔法使いも
ふあんになった
その魔法使いは
自分の命をかけた魔法を使うことができた
でも魔法使いは
その魔法を冒険家にかけようか、
迷っていた
その魔法は
冒険家の命も
かけなければいけないからだ
冒険家も魔法使いも
迷い続けたまま
時間が過ぎるのをただ待っている
ふたりのであいが
よいものなのかは
まだわからない
わからないまま
魔法使いは魔法をかけ続け
冒険家は冒険をし続け
そして
そうやって出来ることだけを積み重ねた過去が
ふたりをつつむだろう
それが
冒険家の冒険する気をなくさせ
魔法使いの魔法を強く強く強くする、
と
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