引き出し

2008年1月19日
 
 
 
 
 
■引き出し
 
 一つ目で人を好きになることを知り、

 二つ目であまりに恋焦がれると狂うことを知り、

 三つ目で彼女という形で好きになることを知り、

 四つ目で愛することを知った。
 
 
 
 
 俺は思った以上に涙もろかった。
 年を取るにつれ涙もろくなるというのは本当かもしれない。

 今日はバラードを聴いただけで泣いてしまった。
 別に泣くようなもんじゃないのに。
 俺は四つ目の引き出しでまた変わったみたいで。
 
 
 
 
 
   男の20代は、

   引き出し作りに勤しむべき
 
 
 
 
 
 …そんなことを言われてもね。
 今はあなたが好きなんだけど、
 でも未来がないんだよな。
 
 
 あなたがそれを分かってるから、
 新しい引き出し作りを勧めるってことを、
 俺は知っている。
 だからこそ、
 俺の幸福を願うあなたが愛おしい。
 
 
 
 でも良くわからない。
 俺にだって、
 約束された未来はないのに。
 
 
 俺の幸福を願う人がまた一人増えたということは、
 そこまで俺は不幸に見えるんだろうか?
 まさかね。
 俺より幸福な者などこの世に存在しないのに。
 
 
 だからこそ、
 願ってくれるのかもしれないけど。
 でもあなたたちは、
 俺の幸せそうな姿を見て満足できるんだろうか。
 俺はあなた達じゃないからわからないけど、
 それでいいのかな。
 
 
 人の幸福を願うとか、
 俺には良くわからない。
 でも、
 
 
 
 
   新しい人見つけなよ

   彼女作りなよ
 
 
 
 
 そんなこと言うのなら、
 貴女達が手放したのを後悔するくらい
 いい男になって、
 いい女を恋人にしてやる。
 
 
 
 でも本当は今すぐにでも家まで押しかけていって
 さらって行きたいぐらいなんです。
 飛んじゃうよな、理性が。
 正気じゃいられない。
 でもいつのまにか正気を保つために人を好きになっている。
 人を好きになっていない自分に耐えられない。
 それが少し昔の俺の状態。
 情熱をぶつける相手がいなかった。
 
 
 
 もう何も考えたくない
 おまえだけでいい
 背景なんかどうでもいい
 過去も後ろめたさも必要ない
 今のおまえの体と心だけで他には何もいらない

 
 
 
 そんな気持ちだって、
 ないといえば嘘になるわけで。
 
 
 
 
 
   その気があるなら、
 
   さらっていってよ
 
 
 
 
 
 本当は、
 当人たちが幸せであれば何でもいいはずなんだけど。
 
 
 かかわる人皆が強いわけじゃないし、
 世間の目が怖いから、
 その一歩を踏み出せないわけであって。
 
 
 幸せになろうと二人で逃げ出したとしても、
 それで幸せになれるとは限らないところが、
 世の中甘くないところで。
 
 
 そんな世間に絶望して身投げですか、
 あー。
 分かる気がする。
 
 
 生きる意味が自分の中でスッポリ喪失したときは、
 そりゃ、
 生きたくなくなる。
 
 
 
 
 
■タイミング
 
 よく思うのは、
 
 
 
 
 
   もうちょっと早く生まれていたらなぁとか

   もうちょっと早く出会っていたらなぁとか
 
 
 
 
 
 そういうどうにもならんことばっかりで。
 
 
 そういうものに後悔したいんだけど、
 悔いても仕方がない。
 だから後悔すら出来ない。
 空しい。
 
 
 でも、
 どうしようもないことって結構ある。
 運命という言葉を当てはめたらシックリくるような、
 予測不能の回避不可能な展開。
 
 
 たとえば設定の後付けとかね。
 完全に悪ふざけとしか思えん。
 引くに引けないじゃないか…
 
 
 
 
■あとがき
 
 なんかすみません。
 
 
 気持ちが整理出来てないのでそのまま打ち込んでみることにしました。
 ちょっとスッキリしたかな…
 
 
 んーまったく関係ないけど、
 来年度も委員長しようかな。
 
 
 
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