忘れてた

2006年7月11日 Layabout
 
 
 
 
 
 
 
 本気で怒らなかったら、
 
 本気で泣けないし、
 笑えない。
 
 
 
 
 忘れてた。
 ああ、
 ホントに忘れてた。
 
 怒るってことは、
 どうでもよくないって事でもある。

 どうでもいいが嫌いな俺が、
 どうでもいいを、
 連呼していた。

 春都です、
 今にも崩れそうな、
 砂上の楼閣。
 
 
 
--
 
 
 
●といっく

 え、
 なんでそんなに早足なの?
 
 
 
●工業力学

 等速円運動。
 
 
 
●材料学
 
 すげ、
 一睡もしてない。

 (そりゃ先生が顔のぞきこんできたら、な)
 
 
 
--
 
 
 
 無理、と言われる。
 変な気分で、
 思わずメールしてしまった。
 
 
 理由、
 物理的に無理。
 ああ、
 そんなの分かってる。

 分かってるよ今更言わなくても。
 だからアナタの口から聞きたかった。
 アナタの言葉でアナタに萎えたかった。

 アナタは言ってくれると思った。
 俺の淡い望みをぶった切ってくれると思った。
 実際アナタは俺の期待通り、
 俺の期待をブチ壊して。
 
 
 そう、
 もうどうしようもない。
 後悔したくないとか言うくせに、
 後悔している。

 交わるべきではなかったのか、
 メリットの方が少なかったのか。

 俺はそれから必死で逃げていたのか、
 後悔しているという事実に。
 ついにその事実に肩を叩かれて、
 あまりの痛みにのけぞっているのか?
 
 
 
 俺は逃げるのが上手になりすぎて、
 逃げているのが当たり前になっていたのか。
 そうか、
 事実に向き合うべきなのは俺だ。

 そういえば、
 今まで偉そうに抜かしてきたことは、
 全て俺に向けて言っていたことだった、
 
 
 
 俺が俺に俺の為に俺が、
 最初にそう定義していたはず。
 俺は何を忘れているんだ、
 真性の阿呆か。
 
 
 
 ああ、
 思えば今まで静かに狂っていたのかもしれない。
 少しずつ壊れて、
 今も壊れ続けている。
 
 
 俺は後悔している、
 嘘じゃない。

 後悔して、
 それから無理に何かを得ようとした。
 いやむしろ、
 後悔する前にその先の段階へ行こうとしていた。

 階段の二段飛ばしが普通になってて、
 ゆっくり登ることを忘れていた。
 そしていろんな物を落としたことに、
 今更気がついた。
 そりゃ得たものも多いけど。
 
 
 
 
 とどめを刺してもらいたかった、
 自分で切れない鎖を引きちぎってもらいたかった。
 アナタは遠慮なく刺したし、
 引きちぎってくれたけど、
 それは遅すぎて。

 もうすでに、
 とどめを刺すための心臓と、
 引きちぎるための切れやすい鎖が、
 俺には用意してあるから。

 俺は壊れた。
 疲れた、崩れた。
 
 
 もう本当の心臓と鎖がどこにあるのかすら分からない…
 
 
 
--
 
 
 
 中学時代の親友に出会う。
 
 
 
 ぎこちない、
 一方的な会話。
 
 
 
 それはそうだ、
 俺はもう彼の世界には存在しない。
 自分が嫌いだった時の俺の、
 親友と呼んでいた男は、
 俺が消えうせてから、
 彼なりに変わったんだろう。
 
 
 俺は彼を裏切った。
 結果的にそうなった、
 俺は1人で異世界に旅立ってしまったから。
 それも、
 過去を脱ぎ捨てるように。

 全てを忘れ去るように、
 嫌いだった自分を塗りつぶすように。
 ついでに彼も塗りつぶしてしまったようだ。
 
 
 
 
 お互い変わりすぎた、
 もう戻れない。

 ここにも一つ、
 落としたものがあった。
 とても大事だったもの。
 
 
 
--
 
 
 
 久しぶりに、
 
 
 
 とても悲しい。
 
 
 

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