私の首は何度切られれば済むのでしょうか。
もしかしたら切られることを前提に生えてきているのでしょうか。
 
 
 
 ひとつめは血が枯れ果て、

 ふたつめは燃え尽き、

 みっつめは自然消滅、

 よっつめは鎖でつながれ、

 いつつめは二度切断、
 
 むっつめはまた蒔いた人に刈り取られました。
 
 
 
 
傷をえぐりなおすのがよっぽど好きなんでしょう、私は。

さぞ悲惨な姿でしょう。
姿をみた人は目を痛めてしまうでしょう。
接するものが呆れたのも分かります。
なるほど今の俺は痛々しい。

痛くて、
熱くて、
とても、悲しい。
 
 
 
 
ごめんなさい、約束は守れなかった。
今なら分かります、
憎悪の刃が具現化するなら真っ先に愛する人が貫かれるということ。
他に渡すくらいなら殺してしまいたいというどす黒い感情は、
誰にでもあるのでしょう。
 
 
 
 
一体、何度切られれば慣れるのでしょうか。
首を切られるなどという事態に、
そんなに慣れたくないのですが。

新しい首は生えてくるのでしょう。

でも全身が痛くて熱くて息苦しい。
時々寒気がきて、
わが身を抱く腕が震える。
全身に針がささったように、
そこから熱が逃げていきます。

三半規管がいかれてふらふらします。
酷い餓えと乾きと寒さで、
しばらくもがき苦しみました。

気がついたら涙が流れていました。
気がついてすぐぬぐって、
それ以上流れぬよう唇を噛みしめました。

別に泣いたところで何も変わらないのだから、
泣くだけ涙の分の水分が勿体無い。
そんな冷めた考え方だったはずなのに。
 
 
 
 
生々しい傷跡から血が噴出します。
心臓をいれかえたところでそれは変わらない。
心臓の変わりに鉄塊をいれたところで、
悲しい炎に溶かされてしまう。
跡形も無く。
 
 

酷い、快楽の代償です。
 
 
 
--
 
 
 
黒い俺。
竜とかそういう上等なもんじゃありません。
むしろ下等。
腐敗しています。
 
 
 
ずたぼろになってあちこちの傷から、
普段の俺が蒔いた菌が入り、
事態を悪化。
毒を吐けば吐くほど巨大になり、
もう何故そうなったのか分からないほど大きくなった傷の痛みで、
泣き叫ぶ。
 
 
 
普段の俺の性格を裏返したところで、
俺はたくさんの矛盾を孕んだ性格だからあまり変わりやしない。
だから、
負の部分を増やして、
明るさを消して、
そう、
接する人全てのどこかを持っていく。
奪う。
それは普段の俺に抱いていた感情かもしれない。
普段の俺がつくったものを全てぶち壊す。
 
 
 
 全てがどうでもいい。

 生きる意味が分からない。

 強いていうなら全てを壊したい。

 何もかもが憎い。
 
 
思いつくことはよくないことばかり。
普段の俺の危うさ、不安定さが全てマイナスに転んだとき、
こんなことが起こる。
自分で何を伝えたいのか分からないけれど、
書きたくて仕方が無かった。
 
 
 
自分で蒔いた種を全て刈り取って、
0からのスタートです。

方向無きエネルギーは十分溜まっています。
今なら全てを一つのことに使えるでしょう。
そして燃え尽きて灰になるのを望んでいるかもしれない。
 
 
分からない。

俺は何がしたい?

何が欲しい?

何で満たされたい?
 
 
俺は何が分かったんだ?

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