「俺は、少し察しのよくてどこか可愛い女の子が好みなわけだけど、
今狙っているのはどこか可愛いオンナノコで決して察しがいいってわけじゃあない。
少し察しのよくてどこか可愛い、ってのは最低条件だから譲歩するわけにはいかないけれど、狙っているのはどうしてか。
それはだ、自分で、察しを良くするということが可能だからだ。
察しがいいというのはどういうことか。少ない言葉で大体の意味を察す、つまり言葉のボキャブラリーが豊富で且つ言葉遊びになれる必要がある。
言葉を知るには読書が一番の近道だか読書は苦手なオンナノコ。さてどうするか。」
「簡単なことだ、おまえ自身が言葉遊びの相手をすればいい。
最初は歯がゆいがどんどん自分で相手の魅力を引き出していくという快感は、何事にも変えがたい。」
「めんどくさいな。」
「背に腹は変えられん。折角お互い信用し合ってるんだ、いけるとこまで行こうじゃないか。」
「方針はこうだ、まずリードは俺が、走れるようになったら手をつないで貰うのは俺じゃなくて向こうだ。向こうから手をつないでくれるのを待つ。」
「抽象的すぎる。」
「多分言葉で表すのは勿体無いぞ。」
「まぁ言葉で表しきれないものがあるとは思われるな。」
「というか、何も考えてないだろう。何も考えずに喋るとは、大したもんだ。」
「それが俺の開花した才能だ、使わないと勿体無かろうが。」
「一理ある・・・。」
…おっぱい?
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